2018426日(木) 関崎海星館2018

2016年秋(9/27)にちちが、くじゅう花公園に連れて行ってくれて初めて知った。アサギマダラという渡りをする蝶の存在を。

昨年(10/27)は、山陽小野田市の「花の海」という農場で、ひろ〜いフジバカマ畑の上を飛び回るアサギマダラを鑑賞した。

中四国や九州に他の中継地はないか調べているとき、アサギマダラの渡りは秋だけでなく、春にも行われると知った。

春には、フジバカマではなく、浜辺に生息するスナビキソウが目当てらしいとも。で、大分県の姫島という所は、お天気のいいときには1000頭ものアサギマダラが飛来すると言うことも分かった(大分県姫島のアサギマダラ情報)。そして今回もうひとつの飛来地をロケハンしておこうと、佐賀関の「関崎海星館」にやって来た。

●大分県姫島村⇒新着情報⇒アサギマダラ飛来

関崎海星館

大分県大分市佐賀関4057-419  電話:097-574-0100

玄関前に早速、スナビキソウの畑を見つけた。でも、思っていたほど広くない。

灯台の方に降りる階段があったので、スナビキソウを探しながら少し降りてみた。

結局見つからず、あきらめて帰ろうと思ったけれど、念のため聞いてみようと館内に入ってみた。

受付の方が「今年はもう、来てますよ」と、別の場所に案内してくださった。ありがとうございました。

おーぉ、ホントだ。とんでる!

23頭だったけど、見ることができた。

今回調べて、後翅に黒っぽい斑点(性標)があるのがオスだと分かった(主に NATIONAL GEOGRAPHIC マガジン20075月号特集「海を渡る蝶アサギマダラ」を参考にしました)。

1)東南アジアからヒマラヤまでアジアに広く分布するアサギマダラ(翅脈の間が浅黄色・淡い水色)は、「渡り」をする(日本列島を縦断し、最長2,000キロも移動)。

2)暑さや寒さに弱く、気温21℃前後を好む。夏の終わりから秋は、寒さを避けるため南や低地(紀伊半島や四国を経由して鹿児島県喜界島、沖縄方面)へ移動。南方や低地で羽化したアサギマダラの成虫は、春から夏にかけては暑さを避けるため北東へ、あるいは高地へ移動。

3)北上するオスは、スイセンジナやスナビキソウの花に集まる。

4)スナビキソウには、オスがメスを交尾に誘うために欠かせないフェロモンを作るための物質アルカロイドが含まれている(フジバカマやヒヨドリバナにも)。アルカロイド(毒)が体内に蓄積し、鳥に襲われることが少ない。

5)母蝶は、幼虫の餌になるガガイモ科の植物(アルカロイドを含むキジョラン(鬼女蘭)など)を探して、葉の裏に産卵。

6)マーキング調査により、飛行距離やルート解明など少しずつ謎が解明されてきた。

地球温暖化により、移動の時期が早くなったり、渡りの北限が東北地方から北海道へ広がったりしている。

ということで、ここ関崎海星館で見たのはオスでした。過去写真をざっと確認したら、全てオスだった。メスはどこに?

船頭さんが、海の上に浮かんでいるアサギマダラを見つけ、死骸かと思って近寄ったら飛び立ったという記事もあって、久しぶり「へぇ」だった。海面に浮かんで休息していたなんて、色々と面白い。

忙しく飛び回るので、今回も捕らえられなかったけど、帰って確認したら、ぎりぎり枠内に引っかかってくれた写真があった。

大きくしたけど、これ以上は。。。

色々な季節の花が咲くみたい。ははには、名札付きが嬉しい。

これはアヤメ。見分けが難しく、アイリスとか、カキツバタとか、花菖蒲とか、未だに区別がつかない。

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