20131029日(火) 錦秋の富士12景を巡る旅3

「箱根湯の花温泉ホテル」の朝も散歩してみた。ゴルフ場が隣接しているだけあって、敷地内にはカートがいたるところに。

○「箱根湯の花温泉ホテル」のページはこちら

 神奈川県足柄下郡箱根町湯の花高原  電話:0460-83-5111

ぽつぽつと雨が落ちてきたので、早々に引き上げる。

早朝

前の日夜遅く

食事の前に一っ風呂。曇ってはいても、やはり夜よりは白濁加減が良く見える。昨夜遅くもひとりだったが、今朝も早かったせいか、独り占めだった。ぜいたく、ぜいたく。

昨日は洋食と和食からチョイスできたが、今朝はだまって和定食。 さすがに2日続けてアジの開きはノーサンキュウなので、温泉卵を卵かけご飯にして、掻き込む。ホテルの責任ではないけれど、このホテルとはどうも、食事の相性が悪いようだ。

ごはん茶わんの手になじむ感じがとてもよく感動

折角の景色なのに、雨で庭に出られず

出発の時も、大雨。「あーぁ」だ。ははの日頃の行いのせいかもな。

成川美術館

現代日本画の宝庫でもあり、絵葉書のような芦ノ湖越しの富士山が眺められる美術館として有名な「成川美術館」に着いた時も、雨脚が速いまま。ゆっくり見学できず、残念。ガイドさんが長寿の樹(樹齢3000年)「大王杉」の説明をしてくれても、ゆっくり聞く気が起きない。N田さん、ごめんなさい。

○「成川美術館」のHPこちら

 神奈川県足柄下郡元箱根570  電話:0460-83-6828

十月桜よ、お前も泣いてくれているのか?

美術館入口に到着

「何?」と思ったら昇降機だった

2階の展望ラウンジに座ってぼんやり眺めていると、虹が。もしかして、雨があがるのか?

小さな同行者REN君は、退屈なようだ。お母さんのお許しを得たので、最終日に颯爽と登場。ほんとうに大人しい子で、手がかからなさそうに見える。だが、彼もいつも機嫌が良い訳ではないのだ。今日のように雨が降ると気分が悪いのか、ちょっとお冠。皆が自然と彼の周りに集まって、あやしたりしている。今回の旅で、富士山が見えないイライラを、彼の存在がどんなに癒してくれたことか。ありがとうね、REN君。

海賊船が港に入ってきた。HPを見ると、どうも、赤だけではないらしい。でもあたりが薄暗い今日は赤が良かったかも。

○「箱根海賊船」のHPこちら

芦ノ湖

さぁ、美術館を後にして、芦ノ湖へ移動。湖上よりの富士眺望という計画だが、雨は一向に止む気配はない。

○伊豆箱根鉄道グループ「箱根 芦ノ湖遊覧船」のHPこちら

「あしのこ丸」という定員700名の遊覧船に乗船。

またまた海賊船が見られた。ラッキー!

「箱根関所跡港」に到着。修学旅行らしい小学生?の一団と同じ船だったが、折角の旅なのに雨でかわいそう。でも、友達と一緒にいるだけで、きっと楽しい旅行になったと思う。今回資料館の中には入らなかったけれど、もう一度ゆっくり回れることがあったら、ぜひ来てみたい場所だ。

〇「箱根関所・箱根関所資料館」のHPこちら

 神奈川県足柄下郡箱根町箱根1  電話:0460-83-6635

何か、食べてばかりいるような気がする。お昼の時間らしい。

韮山というところで、代官そばと豚しゃぶ膳をいただく。

おいしそうにおそばを食べるREN君。幸せそうだな。

富士川SA

さぁ、食事がすんだら、最後に残った2景のうちの一つ「富士川SA」だ。

日本一富士山が美しく見えるサービスエリアらしいけど、やはり雨は止んでくれない。

〇富士川SA(東名高速道路下り)のHPこちら

FUJIKAWA SERVICE AREA HPこちら

 静岡県富士市岩淵船山1224  電話:0545-56-2122

「三保の松原」では富士山が見えますよと、励ましてくれるガイドのN田さん。とても物知りで、2日半の間に、いろいろなことを教えてくれた。歴史が得意分野なのか?いやいや、仕事柄努力して、知識を重ねてこられたんだろうなと思う。それに美声の持ち主で、ときどき歌ってくれるその声は、いつまでも聴いてたいほどだった。悪声で、しかも音痴のははは超羨ましい。石川さゆりさんの「天城越え」をリクエストしなかったことを、帰宅した今も後悔している。どんな味付けになるのか、聞いてみたかったなぁ…

ここから覗いたら、富士山が見えるはずだったが、仕方ないので、SA内に飾ってあった写真を写してみた。

富士山や鶴亀が描かれたキャディバック

定番か?トランクス。でも、今回は買わなかった

三保の松原

時の流れは速いもので、とうとう最後の1景になってしまった。

無情にも雨は止まない。羽衣伝説の海岸線は歩くのではなく、眺めるだけになってしまった。

〇静岡市HPの「三保」のページはこちら

 静岡県静岡市清水区三保  電話:054-221-1105

先代(初代?)の羽衣の松

「羽衣神社」、じゃなかった「羽車神社」

新・羽衣の松 2代目? 収まりきらなかった…

「羽衣」を舞踊化したバレリーナ、エレーヌ・ジュグラリスの碑

「病気?」と思ってしまった。違っていたらいいけどな。ちちは、定番の記念撮影。

ユネスコの「世界文化遺産」登録リストから除外されるかもということで、一挙に有名になった「三保の松原」。

一転「三保の松原」を含めた世界遺産への登録は、地元に大きな喜びをもたらしたようだ。この日も悪天候の中、多くの人が訪れていた。ウィークデイだからかもしれないが、外国語ばかりが聞こえてくるような気がして少し寂しく思う、狭量な自分をちょっと反省。富士山にしても三保の松原にしても、世界遺産になろうがなるまいが、日本の宝であることに変わりはないし、世界中から注目され、この地にやってきた人々が、日本を、日本の文化を理解する一助になってくれるのなら、有難いことかもしれないのだ。でも、度を過ぎた観光地化は進めて欲しくないなと強く願った。

海岸線を一路「浜松駅」へ。今回除外の時に問題のひとつとなったテトラポッド(消波ブロック)だろうか。確かに海岸線をずーっと、テトラポッドが連なっていたが、それほど問題になることかな?と感じた。右手山側には、温暖な気候を利用した「石垣イチゴ」のハウスが連なって、イチゴ好きなははは、想像しただけで思わず唾がでてきた。写真が撮れなかったのが残念だ。

ここで、ガイドさんたちとはお別れだ。

N田さん、たくさんの知識で、美声で、ははを楽しませてくださってありがとうございました。そして何より、3日間安全に、あちこちに運んでくださった運転手のO倉さん、ありがとうございました。

ははは、初めて「浜松駅」に来た。さすがヤマハの古里だね。

もうすぐ、REN君ともお別れだ。すっかり仲良くなったおじさんに、しっかり抱かれて安心しきっている。

でも彼は、お別れが迫っているとは分かっていないんだろうな?

結局、富士12景のうち10景はまともに拝めなかった。

これは、また来いということなんだなと、都合のいいように解釈する。

果たして、2度目の富士山観光は実現するのだろうかと、思いながら広島駅に降り立った。

楽しい旅にしてくださった皆さ〜ん、お世話になりました。そして、ありがとうございました。

在来線を乗り継いで横川駅に着いたら、何と広島電鉄の1000形電車PICCOLO」が停まっているではないか。

最後の最後に嬉しいプレゼントがあって、こうして楽しい旅は終わった。あ〜ぁ、楽しかった!

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