2013年7月9日(火) 飯塚ぶらり2 |
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ずっと来たかった「嘉穂劇場」。 2003年(平成15年)7月19日の九州北部豪雨で飯塚市中心部一帯が浸水した。商店街の一角にある嘉穂劇場も、客席や舞台、花道等が浮き上がってしまい、1階部分が使用不能となるほどの大被害を受けたと、全国ニュースで流れた。このニュースを見聞きしたときは正直、「もう嘉穂劇場も終わったかも」とははは思った。 その後、九州演劇協会の玄海竜二会長の呼びかけで、多くの芸能人たちが復旧に向け立ち上がった。約1年かけて、翌年、現役の芝居小屋として復興した。嘉穂劇場のサイトに、劇場の沿革などと共に、被災状況や、復旧工事などについて詳しく載っている。国の登録文化財というのは知っていたが、近代化産業遺産(経産省)というのは知らなかった。 〇「嘉穂劇場」のHPはこちら 〇国指定文化財等データベース 登録有形文化財(建造物)「嘉穂劇場」はこちら 〇経済産業省HP「近代化産業遺産」のページはこちら |
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柱がない大きな空間が広がるのは、間口十間の大きな梁を構成しているからだとか。パンフレットには、トラスト形式の小屋組と書かれている。山鹿のようなキラッキラッの華やかさはないが、そこにいると何かウキウキする心地がして、昔どこかで感じたような懐かしさが襲ってきた。 |
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平土間の左右には「桟敷席」 |
舞台に向かって右(上手)の桟敷席の前には「仮花道」 |
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出番を待つ「鳥屋(とや)」から進行状況を確かめ、花道へ出るタイミングを計っていたのか? 入口に小窓 |
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舞台下手の特設ステージ「本花道」 |
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本花道には、「スッポン」と名付けられた切り穴が設けられている。上を見上げると、形状から「スズラン灯」と名付けられた開業当時からの場内灯が、場内を照らす。落ち着いた灯りだ。 |
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廻り舞台は手動回転式 |
小道具室 |
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「十二月廿五日」を逆さに貼ったお札がいたる所に貼ってあった。12月25日は、大盗賊石川五右衛門が京都三条河原で処刑された日で、戸口に逆さに貼り盗難除けとする。関西の役者から伝えられたという。 |
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桟敷上部のライト |
舞台からの風景 |
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奈落へ下りてみると |
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廻り舞台下 補強架台の上に大きな滑車が見える 一体何人の人で廻すのか? |
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「スッポン」も人力で持ち上げる |
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奈落には、お宝もの(昭和初期のチラシ)がさりげなく飾られている |
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二階には、昭和初期の小道具類などが展示されて、思わずよだれが… |
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7月19日10時の写真 |
水害復旧支援募金箱 |
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もう一度1階に下りてべったり座ってみた。 キラキラしていないが美しい天井(ボケているけど) |
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「全国座長大会」 今年は9月14日(土) |
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一体どのあたりにあるのか?ナビ任せで走っていると、やがて人家が建ち並んでいる路地に入った。車がやっと1台通れるくらいの道を抜け、神社らしき所に着いた。神社の境内入ると目の前に広い境内が広がる。正面にそれらしい大樟(おおくす)が見えるが、車を停めたすぐそばに、「応神天皇産湯の井戸」がある。 住所:飯塚市大分(だいぶ)1272「大分八幡宮」 ☎0948-72-0621 |
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「筑前大分駅」から南西へ約8〜900mくらい? |
車で境内に入ったすぐの所に |
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「応神天皇産湯の井戸」 車でなかったら、見落としていたな |
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一の鳥居(市指定有形文化財) |
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市指有形形文化財「石造狛犬(せきぞうこまいぬ)」は弘化3年(1846年)生まれ、一体何年前だ? |
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起立と倒立の一対 |
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御祭神 應神天皇 神功皇后 玉依姫命「神武天皇御母君」 由緒: 當宮は神功皇后御征韓後 粕屋の宇美邑にて 應神天皇御出産遊ばされ 翌年の春 京にお上 りの際 軍隊を引率され 粕屋嘉穂の郡境に ある験しい山「ショウケ越え」を経られ 當宮に 至り坐して暫しお上りになり 筑紫の行政を お執り遊ばされ 此地にて軍隊を解隊せら れし由縁の地なり 以下省略 |
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これが、市指定有形文化財「石燈籠(いしどうろう)」かな? |
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県指定天然記念物「大樟(おおくす)」 樹齢350年とか |
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大きな樟が何本もあった |
白馬(あおうま)ではなさそうだけど… |
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市指定有形文化財「惣門(そうもん)」 |
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市指定有形文化財「仁王像(におうぞう)」 |
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仁王像裏には、阿吽(あうん)の木製随神像と、前脚の長い雌雄の狛犬像も祀ってある 初めて見たような気がする |
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「拝殿」 お詣りだけ済ませて裏手にある階段を上らなかったので、次回はゆっくり時間を取って、本殿や絵馬など見てみたいものだ。 また、来ることはできるのだろうか。 |
2013/07/07「大任(おおとう)町 出雲神社」「おおとう桜街道」
2013/07/08「堀川の重連水車群」「くじゅう花公園(ラベンダー)」「黒川温泉(山の宿 新明館)&亀山の湯」
2013/07/09「飯塚ぶらり1(飯塚市歴史資料館・旧伊藤伝右衛門邸)」
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